<Header>
<Author: 杜審言>
<Title: 和康五庭芝望月有懷>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 唐詩選　上>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 漢文無假名>
<style2: 日本漢文訓讀無假名標注>
<TranslatedTitle: 康五が月を望んで懐有るに和す  >
<BookPage: 180>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
明月高秋迥，
愁人獨夜看。
暫將弓並曲，
飜與扇俱團。
霧濯清輝苦，
風飄素影寒。
羅衣一此鑒，
頓使別離難。
<End Poem>
<Translation>
秋もふけた空のかなたに明月がかかっている。愁人が、ひとり淋しくいる夜、それをじっと眺めている。それが毎晩のことなのだ。このあいだまで弓のようなかたちをしていると思ったのに、もう團扇のように真圓くなった。露がおりるころになると、 それに洗い清められたように冴えわたり、風が吹いてくるたびに、真白い光を動かすように見えて、寒さが肌を侵すような感じだ。それもそのはずで、まだ夏の羅衣をつ けている身なので、つめたい光に照らされると、身のまわりの世話をする妻とわかれていることが、ひとしおかなしく思われることである。
<End Translation>
<Formatted Translation>
秋もふけた空のかなたに明月がかかっている。
愁人が、ひとり淋しくいる夜、それをじっと眺めている。それが毎晩のことなのだ。
このあいだまで弓のようなかたちをしていると思ったのに、
もう團扇のように真圓くなった。
露がおりるころになると、 それに洗い清められたように冴えわたり、
風が吹いてくるたびに、真白い光を動かすように見えて、寒さが肌を侵すような感じだ。
それもそのはずで、まだ夏の羅衣をつ けている身なので、つめたい光に照らされると、
身のまわりの世話をする妻とわかれていることが、ひとしおかなしく思われることである。
<End Formatted Translation>